染色風呂敷の選び方!使用場面や好みに合わせて色をチョイス

風呂敷の大きさと選び方

風呂敷にはハンカチほどの中巾(ちゅうはば)というおよそ45cm
くらいのものから、七巾という2300cmにもなる大風呂敷があります。

中巾は袱紗としても利用でき、小さな贈り物を包んで渡すと
相手への気持ちの表れにもなるでしょう。

「尺三」は50cmほどの大きさで、お弁当などを包むのに便利です。
また風呂敷のなかでも色や柄が多彩なことでも選ぶ楽しさがあります。

様々な用途に

地方によってはこの尺三が中巾と呼ばれることもあるようです。
二巾は菓子折りを包むのに適した68cmの大きさがあります。

このごろではお中元やお歳暮を直接届ける事はほとんどありませんが、
季節のごあいさつや旅行のお土産をもって行く時などに利用しても
よいでしょう。

「二四」は90cmの大きさがあるので、買い物にバックとして
使うことができます。

バックにする方法は専用の持ち手を購入するほか、四隅上下を
結んで片方にもう一方をくぐすだけでも使えます。

染色による風呂敷の選び方

風呂敷の染色は、利用する事柄によっても選び方を慎重にするべきです。

慶事用は赤や黄色などの明るい色を、弔事用は暗めの緑いろや金茶を
選びましょう。

慶事と弔事用どちらにも使用できるのが濃紺や濃紫です。

色だけでなく絵柄にも注意が必要で、喜びの場面には縁起の良い
鳳凰や鶴亀の絵柄を、弔う場面には蓮や菊の花があしらわれた
ものを用意します。

サイズ

慶事に使う赤や黄色は、男性が使う場合弔辞用となるので覚えて
おきましょう。

染め方も伝統的な「反応防染」は価格は高くなりますが、素材の良さを
引き出す染めといえます。

また、季節によっても染色を返ることで、その時期を表現することが
できます。

春は華やかで明るい色に、夏は暑いので寒色の青やグリーンなどが
好感度で見られます。

秋になったら色づく葉のように落ち着いた茶色やエンジ色、冬は黒や紫
がよいでしょう。

紫は高貴な色とされ長寿を表わすので、一枚あると使い勝手がよいです。